「動けるカラダは美しい」
お客さんとの会話でよく出てくる言葉です。
さて、今日は機能的な脚について。
機能的な脚とは何を指すでしょう。
「痛みがなく一生歩ける脚」
私が考えるのはこんなニュアンスです。
この機能的な脚を作るために必要な要素はたくさんあるんですが、今日は筋バランスの話を。
結論から言ってしまえば、
機能的な脚のシルエットとして理想的なのは、
お尻のボリュームがあって、太ももに適度な筋肉が付いている、そしてふくらはぎにかけて細くなっていく。
お尻や太ももの大きな筋肉が重力に対して引き上がってる状態。
これが理想的な形です。
特筆して注目したいのは特に「お尻」。
お尻は股関節と太ももの骨にくっついていますが、股関節はヒトのヒトの中で最も大きなパワーを発揮できる関節です。
そこの主体を担っているのが、大殿筋と呼ばれるお尻の筋肉になります。
この大臀筋がうまく機能できると、
・歩くだけで脚が痩せる
・運動神経が良くなる
そんなことも夢ではありません。
1番大きな関節でしっかり自分の体重を受け止めれるように、しっかりと大殿筋を鍛えていくことが何よりも重要です。
反対に、
ふくらはぎが太い方が有利という人は実は限られていて、アメフトやラグビーなどの立位で踏ん張ることが多い競技をやってる人です。
それ以外の人はそこまで大きなふくらはぎは必要ありません。
ましてやスポーツ競技をしていない一般の人であれば、ふくらはぎの筋肉はしっかりあるということよりも、動作の中でうまく使えているということの方が大事です。
ふくらはぎは動作中に股関節と連動して機能します。
歩く時、跳ぶ時、階段を上る時、
すべてふくらはぎ単体ではなく股関節と連動しています。
例えば、スクワットで立ち上がると同時にカーフレイズ(かかとを上げてつま先立ち)をしてみたりするのがいいでしょう。
膝や腰に問題がなければ、軽くジャンプ動作をするのもいいと思います。
さらに体力に余裕があれば、
ランジやルーマニアンデッドリフトもとてもオススメです。
ポイントは一度にできるだけたくさんの筋肉を動員していくこと。
少しずつ身体にその筋肉の使い方を覚えさせていくことで、引き締まった脚を持続することができます。
ぜひ、機能的な美しい脚を目指していきましょう。